Tutorial
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おおよそ全てのWEBデザイナーにとって、相方とも呼べる必携アプリケーションの一つ、Photoshop。
WEBデザインにおけるグローバルスタンダードであるPhotoshopですが、その操作感は非常に独特でクセがあり、ベテランデザイナーがショートカットキーなんかを駆使して高速で作業を進めていく中、新米の初心者デザイナーさん達はツール一つ選ぶのにマウスカーソルを動かしてツールをクリックして操作して、またツールを選びにマウスを動かして、、、。
しかしながら、実際に作業工程内で良く使うツールや操作なんかって結構限定されてたりして、逆に言えばその辺りの手順を高速化できれば、コレかなり作業時間を短縮できますよね。
というコトで今回のエントリーでは、まだショートカットに馴染みきれていないPhotoshop初心者ちゃんの方が、絶対に知っといて損のないショートカットキーを16個、厳選してご紹介します。
この16個のショートカットだけでもいいんです。この16個の魔法をカンペキに指に覚えさせれば、恐らくそれ以前と比較して数倍~数十倍近く作業効率がアップするはず!
ひたすら指に叩き込み!叩き込み!叩き込むべし!!
⇒画面の拡大 / 縮小。
表示画面を100% → 150% → 200% → 300% → 400%と、段階的に拡大/縮小出来るショートカットです。
全体を見つつズームアップしていきたい時なんかには、もう間違いなくこのショートカットキー。
⇒画面を掴んでスクロール。
spaceキーを押すとマウスカーソルが手のひらマークになり、ドラッグすれば画面を縦横無尽に移動できます。
決して「画像自体を動かす」のではなく、「(ドラッグし始めた部分を基点として)画面を移動する」ので、慌てないように♪
⇒指定した範囲を拡大。
ドラッグした範囲を最大サイズとして画面をズームアップさせるショートカットキーです。
ものすごい細かい部分だったり、1ピクセル単位の調整が必要な場合には必須かつ便利この上ないショートカットです。
⇒境界線やガイド等を隠す。
グリッドに沿っていろいろガイド引いてると、気が付くと見辛い感じになっちゃってたりしますよね。
そんな時にはこのショートカット、画面上の境界線やガイド等をスパっと隠してくれます。
ガイドに沿ってデザインしながら、ふと全体を見返したい時にはコレですコレ。
⇒画像をweb用に保存。
これでいちいち上部のメニュー欄から「画像をweb用に保存」を探してクリックして...ってしなくても済みます!
デザインからコーディングまで一手に担っちゃうタイプのWEBデザイナーさんには、絶対に知ってて欲しいトコですね。
⇒描画色で塗りつぶし。
これ一発で、選択範囲を描画色(左部メニューパレットに表示されてる2色のうち、左側の色)で塗りつぶしてくれます。
モックアップ作成時なんかには多用しまくりのショートカットです。
⇒画像を10pxずつ移動。
ちょっとガツっと移動させたい時は、このショートカットキー。
きっちり10pxずつ移動するので、グリッド調節も俄然しやすくなりますよ。
⇒レイヤーを複製。
同じような背景シェイプとか仮画像のコピー時に強烈な力を発揮するショートカッツキーです。
個人的には人物写真の加工時なんかで、元画像 + オーバーレイ用 + 色味修正用 + 重ねフィルタ用、みたいな複製連打する時にフル活用。
⇒文字間を詰める。
いわゆる「カーニング」ってヤツですね。
文字間を調節すると、びっくりするぐらいデザインが締まりますので、これはデザイナー必携のショートカットかと。
⇒移動ツール。
基本中の基本である移動ツールへのショートカットです。
こーゆーささやかなトコをマスターすると、ホント格段に作業スピードが速くなりますよー。
⇒ペンツール。
ちょこっとパスをいじりたい時には、サッとpキーを押しちゃえばいいよ。
pはPenのp、これテストに出るからね。
途端に窮鼠たるマウスカーソルは鮮やかなペンツールとなり、偉大なるペジェ曲線の恩恵を承るであろう(ヨーゼフの黙示録・第11章3節より抜粋)。
⇒ブラシツール。
ブラシツールに瞬間チェンジしちゃうショートカッツでございます。
bはBrushのb、これもテストに出るよー。
⇒範囲選択ツール。
Photoshop最初の難関であり、最も重要なツールである「範囲選択(矩形選択とも言う)ツール」へのショートカットです。
以前、会社の先輩に「Photoshopは矩形選択とパスが理解できればマスターしたも同然」といわれましたが、確かにそう言っても過言ではないほど独特でクセのある機能ですよね。
⇒スクリーンモードの切り替え。
これはスクリーンモードを標準 → フルスクリーン → メニュー無しフルスクリーンの順に切り替えるショートカットキーです。
狭いディスプレイ上で作業している場合など、基本は標準モードで作成していって、詰めの部分ではメニュー無しフルスクリーン、ってのが案外と効率良いと思ってます。
もちろん最初はショートカットを思い出したり調べなおしたりしてからの操作になるので、逆に作業スピードは落ちるかもしれません。
ですが、そんなストレスに負けず断固として意地張って使い続けていれば、案外ほんの数日で指が覚えちゃいますから。
もし上記以外のショートカットにも興味が出て来たら、「 Ctrl + Shift + Alt + k 」でショートカット一覧が表示されますので、それを勉強してみるのも面白いですよー。
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