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「卯の尾から 辰の角向け 願掛けて」。
思い返すまでも無く、いろんなコトがあった2011年もあと数日ですので、年末恒例、今年1年を棚卸し♪
「今年の成果」「今年のお蔵入り」「今年の雑感」「来年の抱負」の豪華4本立てでお送り致します。
うんがくっく。
まずは2011年に制作・公開した個人的プロダクトを一挙まとめてみました。
3月初頭に公開した「デザイン性に優れたバナーを集めたギャラリーサイト」です。
年末辺りから仕事の合間を縫って制作を進めてたんですが、その甲斐もあってオープン直後から上々の評価を頂くコトができました。
後日かちびと.netさんにご紹介頂いた時は、めちゃめちゃ嬉しかったなー♪
公開からしばらくして、同種のバナーギャラリーサイトが続々と現れてびっくりすると共に、「やっぱ需要はあったんだなー」とか「こーゆーUIにした方が良かったかなー」とか「どーやってこんなにバナー集めてんだろか」とか、様々な思いに駆られたり。
制作動機の「アフィバナーの羅列じゃない、バナー専門の使いやすいギャラリーサイトが欲しいっ!」って欲求は、それこそ同種サイトが生まれたコトで想定以上に満たされたので、今後はのんびりと余生を過ごさせようかなと思ってますw
震災直後、何か出来るコトはないかと考え、14日に著作権を全て放棄した上で公開・配布したバナー画像とpsdファイル群です。
まだ現在の「東日本大震災」という名称が確立する以前の段階、日本赤十字の公式受付すら始まる前でしたので、赤十字マークの使用(後に修正しました)や配布ファイルの度重なる差し替えなど諸々と不手際もありましたが、とても多くの方から暖かい言葉を頂きました。
一身上の都合により、3月15日をもって当時勤めていた会社を退職しました。
退職自体は1月末には決まっていて、諸々の事情で求職活動は4~5月くらいから本格的に、、、と思っていた矢先に、件の震災。
とりあえず今は求職どころじゃない。とはいえ世間が冷静さを取り戻すまで、何もしないってワケにもいかない。
いろいろと考えた結果、フリーランスになるという選択をして、余震や計画停電の最中に「kiki verb」のホームページを立ち上げたのが4月15日。
先日がっつりとリニューアルしたので、現在は二代目デザインとなっちょります。
当ブログにも貼り付けているA8.netのバナー広告ですが、掲載期限が切れた後に代用されるA8.net自体のバナーが大変カッコワルイのです。
結構前からそれらの管理には手を焼いていたので、思い切って勉強がてらに作ってみたプラグインです。
このプラグイン独自のデータベースを生成する構造なので、いろんな応用が効きそうな知識も得られたし、何より管理が超ラクになりました☆
旧知の友人と雑談している際に降って湧いたアイディアを元に、約1ヶ月で作った「中級者以上にターゲットを絞ったバンドメンバー募集サイト」です。
このサービスのPRの一環として、初めて「ランディングページ」なるものを作ってみたのですが、なんとソレが「ランディングページ集めました。」様に掲載される快挙!
しかしながらサービス自体は驚異的に鳴かず飛ばずwww
競合が多い上、代表的サイトがポジションをしっかり確立してしまっているゾーンでの勝負は、相当に難しいモノですねー。
そこまで予算や時間を突っ込む余裕も理由も見当たらないので、恐らく次のドメイン更新までのサービスになるかと思います。。。
フリーランスになって約半年、ふと振り返ってみれば思いっきり出不精になり、チカラもナイ・お金もナイ・仕事もナイ・友達もイナイ・ナイナイばっかでキリがナイ、現状はそんなで~♪という思いを断ち切るために作ったw、ご近所のフリーランサーを見つけるwebサービスです。
メンバー登録の際に記入された郵便番号をもとにして、Google Maps APIを使って地図上にユーザー情報を掲載するというシンプルなUIで、まだなんぼか改善の余地がありそうなんだけど、どこをどうしたらユーザーエクスペリエンスを向上させられるか、良い案が思い付かないまま手付かずになっちゃってます。
なんか良いアイディアをお持ちの方、是非ご教示を!
次に、なんやかんやとボツにしてしまった、愛すべきネタ達を。
いつの頃だったか、web制作系ブログ界隈で「お気に入りのブログのRSSリーダー」みたいなコンテンツを自分のブログ内に設置する風潮を感じたので、エバンジェぶって作り始めたネタです。
「初期ファイルはたった1つだけで、それが必要なファイルやデータを生成する」という、いわばビッグバン的な仕組みを導入しようとした結果、すげーめんどくさかったのと、何より「そもそも『RSSリーダーを配置する』って風潮自体、とんだ勘違いだった」という理由により、晴れてボツに。
アイディア自体は結構前から持ってて、要は「このRSS Feedを購読してる人は、他にこんなのも読んでるよ!」ってゆーレコメンド機能と、ちょっとしたSNS機能を持ったRSS管理サービスなんですが。
ちょうど当時「ドリコムRSS」ってサービスが終了するって話を聞き、んじゃーこのタイミングで作って、あわよくばドリコムのユーザーを頂戴しちゃいますかグヘヘ、と意気込んではみたものの、以前から抱えていたアイディア達をどうしても忘れるコトが出来ず、どんどんと欲しい機能が膨れていって、結果的にタイミングを逃す → 晴れてボツに。
「自分のアイディアを公開して、それに対する意見や批評やマジレスが欲しい!」と思って膨らませたネタ。
が、イマイチ活発なやりとりが交わされる様子が想像できないまま、前述の「vibe U」のアイディアが降って湧いたので、vibe U > myLab = 晴れてボツに。
届け、この熱い想いッッ!!!
談:三田 灯(家政婦・♀)
「退職して、フリーランスでやってみようと決めてから、屋号を決め、ホームページを作り、名刺やハンコを作りました。」
「そして、フリーランスや独立に関するいろいろなブログ記事を見て回りました。」
「ブログ記事を読むうちに、夢は広がっていきました。自分にも出来る、やれば出来ると思いました。」
「そしてしばらくして、知人の繋がりから初めての仕事を受注しました。とてもやりがいのある案件でしたが、全ての知識と経験を注ぎ込んで制作しました。」
「それから数週間後、同じお客様から別案件を承りました。再びご依頼頂けた事を嬉しく思い、一生懸命に制作しました。」
「こんな感じで仕事をして、少しずつ依頼が増え、収入が増えていくのだろうと、初夏の日差しを浴びながら、その時思いました。」
「夏も暮れる頃、仕事はありませんでした。」
「仕事が無い間に、webサービスを作ったり既存サイトにテコ入れをしたりして、広告収入や受注機会の向上を図りました。」
「秋も暮れる頃、仕事はありませんでした。」
「仕事が無い間に、泥臭い売り込みやコンペ系サービスにも挑みました。営業力やコネクションの重要性に圧倒されました。」
「冬に差し掛かり、ほんの少しずつ状況は変わってきましたが、モノを作るよりモノを売る方が重心が変わっていく自分に違和感を覚え始めました。」
「冬も深まる今、いくつの草鞋を履くべきか、どんな草鞋を履くべきか。」
「それは、誰かに決めてもらうことではありません。」
「それは、私が決めることです。」
※この物語は(限りなくノンフィクションに近い)フィクションです。
上の物語の後じゃ一抹の侘しさも禁じ得ませんがw、とりあえずそれまでの座椅子式 → しっかりしたテーブル&椅子に変えたところ、かなり腰の負担が軽減されました。
さらにエアコン・空気清浄機・加湿器といった文明の利器を導入し、仕事場となる自室内の環境を改善。
さらにさらに、余ってたモニターを活用するためグラフィックボードを購入して、デュアルディスプレイ化にも成功。
ホントはかなり効率が上がる予定だったのですが、残念な副作用というか、モニターをデュアル化したところPCへの負担が予想以上に増したようで、とても挙動が不安定に。
というコトで、実際には差し引きちょいプラスの「小幅な」上昇に留まっております。
例えばwebサービスの制作ひとつとっても、企画から運営まで全部一人で担うので、あちこちの要望を取り入れちゃって当初の意図から外れる、といったコトが無い代わりに、基本誰ともディスカッションする場がありません。
例えば受託案件ひとつとっても、自分のタイミングで好きな作業から進められるような自由度がありますが、その成果物を同僚達と詰めたり揉んだりできません。
楽しさや喜びや収入を独り占めできますが、苦しみや不安や経費を背負うのも自分ひとりです。
また、制作に関するスキル以外にも必要になってくる様々なモノ、それこそ営業力やコネクションといったところから、経理財務的な知識、自己ブランディング、時間管理能力、メンタルコンディショニングなど、本当に多岐に渡って身につまされます。
「作るひと」と「売るひと」に必要なスキルは、同じようで全然違います。今まで「売るひと」の側に立った経験が少ないと、ひょんなトコから状況や気持ちがほころんでくる場合も。
ぼくのかんがえたさいきょうのみらいよそうず。
当ブログの投稿内容からして、統一感が無いというか、雑多というか、デザイナーなのかプログラマーなのか、はたまたライフハックなんか、いまいちフワフワしてますからねー。
自分自身、何かひとつに絞るのではなく、なるべく広い見識と技術が欲しいと思っているので、ブログを「自分の得たモノを残すログ」とするならばソレ自体は間違ってないのかもですが、自分を売り込むという観点からしてみると、少し分が悪いなーという感じはします。
やっぱり「○○のコトならアイツに聞け!」ってくらいの、認知度を伴う専門性みたいのがあると強いなーと。もしくは文章の合間からキャラクターが垣間見られるような感じが持てるといいなーと。
というコトで来年は「smkn = ○○」みたいなモノを意識して動いていきたいなと思います☆
コレは多分に個人的見解なのですが、今後webサービスは今以上に「現実との連携」を機軸に発展していくんじゃなかろーかと考えています。
そんな中でも特に気になってるアイディアが下記3点。もし興味を惹かれたり、同じようなアイディア考えてた!とか、一緒にワイワイ言い合いながら作ってみたい♪とか、そんなんありましたら@smkn (on twitter)までご一報ください☆
コレが今んとこ一番興味と期待を寄せてるんですが、対象となる人物だったり、その人物の生み出すモノだったりに対して、金銭や支援、はたまた単純な「いいね!」のようなカタチか、具体案はまだありませんが、要は「存在自体をコンテンツ化する」みたいな。
もしくは少し目線を変えて、「自分はそういうコンテンツに興味がある人間です」って自己表現できるようなサービスってのも面白そう。
例えるなら、よく読んでるブログのサブページに「よく読んでるブログ」みたいのがあったりして、ソレを見て「へぇー、この人こんなブログも読んでるんだー、意外と趣味合うなー。」みたいな感覚。
はたまたmixiで知り合いのページに行って、ソイツが入ってるコミュニティを見て人間性を知るような、そんな感覚。
そーゆーエクスペリエンスを与えられるようなサービスを作りたいと画策中でございます☆
今年話題になったPIRIKA(ピリカ)なんかは、基本的には写真共有サービスですが、「拾ったゴミの写真をアップする」というコンセプトによって、ユーザーが投稿する=サービスを楽しむコトが結果として環境問題へのポジティブなアクションになっています。
ゲーミフィケーションとも似たアプローチで、極論すれば「面白き こともなき世を 面白く」ですね。
自分の作ったwebサービスが、環境や社会に対してほんの少しでも良い影響を与えることが出来る、これってホント素敵やん!
例えば私の場合、PhotoshopやHTML/CSS、PHPといったweb制作系の知識がありますが、その他にもドラム・和太鼓のスキルや、それなりに結果が出るバンド活動法みたいな知識を持っています。
逆に、一歩進んだJavaScriptの知識とか、英語力とか、ラクに痩せる方法とかw、そーゆーのを得られたらいいなと思っています。
その辺を上手くマッチングして、「オレはコレを教えるから、代わりにソレを教えてくださいっ!」みたいな、いわば「知識の物々交換」の仕組みが作れたら、対価が金銭じゃないあたり面白そうだなーと。
なんにせよ技術や知識の向上は常ですが、現状維持は即ち後退、常なればこそ忘れる事無く邁進したいと思います。
月並みですが、そんな中で得られたモノをしっかりと活かしていくことが大事なのでしょう。
「未来は僕らの手の中」。
来年もよろしくお願い致しますっ!
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